
こんにちは!
BEYOND中野店店長の早乙女(@saotome_takutoshi)です。
筋トレをやっている中でいろいろと団体や大会について調べていくと、IFBBプロとIFBBエリートプロの2団体あることを不思議に思っている人も多いのではないでしょうか?
実は、この2つの団体はもともとは同じものが分裂したものになります。
そこで、今回はIFBBプロとIFBBエリートプロの違いについてしっかりと解説してみたいと思います。
IFBBプロとIFBBエリートプロの違いとは


実は「IFBBプロ」と「IFBBエリートプロ」は、もともとはIFBB(国際ボディビルダーズ連盟)の団体の中で2つのカテゴリに分かれていました。
諸説ありますが、2017年にトップの不仲が原因で、考え方やコンセプトの違いから完全に分裂しています。
IFBBプロのコンセプトや考え方
IFBBプロは
「エンターテイメント性を高め、ショービジネスとして確立する」
というコンセプトです。
IFBBプロリーグは、ボディビルをショースポーツとして考えているので、大会の雰囲気も派手で盛り上がります。



そのため、ステロイドの使用も黙認されていたりします。
IFBBエリートプロのコンセプトや考え方は
IFBBエリートプロは
「競技性を高め、オリンピックの正式種目にする」
というコンセプトでIFBBプロとは根本的に違った考え方をもっています。
IFBBエリートプロはボディビルをオリンピック種目にしたいと考えているので、大会はIFBBプロリーグと比べると淡々としており、クリーンなスポーツとしてボディビルを発展させようと、ドーピングチェックと違反者への処罰もしっかりと行います。
IFBBプロとIFBBエリートプロが分裂した経緯


1946年にIFBBが設立されてから、2017年までIFBBは1つの団体でした。
しかし、その中でも2つの派閥に分かれていたのです。
1つは、アマチュア派。
彼らは、IFBB世界選手権などを開催し、アマチュアボディビルを発展させてきました。
もう1つは、プロ派。
彼らは、ミスター・オリンピアなどの華やかなプロ戦を開催し、ショーとしてのプロボディビルを発展させてきました。
ただそれぞれの違いはありながらも、2017年までは同じIFBB内で共存していたのです。
トップの不仲が主な原因?分裂した本当の理由とは
方向性の違いから、2団体に分裂したIFBBですが、主な原因はトップの方たちの考え方の違いと言われています。
アマチュア派のトップはラファエル・サントンハ、プロ派のトップはジム・マニオンという方。
2017年、ついに2つの派閥が完全に分裂し、別団体となってしまいます。
プロ派はIFBBプロリーグとして、それまでと同様に変わらずミスター・オリンピアなどのプロ戦を運営。
対してアマチュア派は、それまでのアマチュア戦(IFBB世界選手権など)に加えて、独自のプロ資格を作りました。



それが、IFBBエリートプロなのです。
ミスター・オリンピアに出場しているのは、IFBBプロ(元プロ派)の方たちだけで、IFBBエリートプロは、IFBB(元アマチュア派)が認定しているプロということで、全くの別物となりました。
日本ではあまり話題になりませんが、IFBBエリートプロもプロ戦を開催しています。
IFBBプロは、アメリカを中心に世界中で大会を開催しているのに対して、IFBBエリートプロはヨーロッパを中心に大会を開催しています。
IFBBプロとは


ボディビル界の頂点、IFBB(国際ボディビルダーズ連盟)
最近は、日本人プロも増えてきたことで、国内での知名度も急上昇中です。
このIFBBは、1946年にジョー・ウェイダーによって設立されました。
今ではIFBBは業界のトップ団体ですが、1970年代までは違い、ミスター・ユニバースを主催するNABBA(全米アマチュアボディビルディング協会)の方が人気があったのです。
そこで、ウィダーさんはNABBAから選手を引き抜きまくり、ミスター・オリンピアで世界一の座を争わせました。
結果、アーノルド・シュワルツェネッガーというボディビルに興味がない人でも知っているほどのスーパースターが生まれ、IFBBは業界トップの団体に。
以降、ロニー・コールマンなど数々のスターたちを輩出しながら、IFBBは発展してきました。
IFBBプロの特徴は、「エンターテインメント性が高く、ボディビルを興行の一環と考えている」というものです。
つまり、筋肉をショーとして見せて楽しませるという考え方があります。
IFBBプロに出場するには
IFBBプロになるためには、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)ではなく、NPCJ(現FWJ)というアメリカのアマチュアボディビル団体であるNPC(National Physique Committee)の日本版に選手登録を行い、IFBBのプロクオリファイ(資格取得の大会)で勝ち抜く必要があります。
これは、NPCJ(現FWJ)は、日本で唯一IFBBプロリーグと包括契約を締結した為であり、IFBBプロとなるためにはNPCJ(現FWJ)の選手となる必要があるからです。
具体的には、国内で開かれるボディビル大会(リージョナルコンテスト)で優れた成果を上げる事が条件です。
国内のボディビル大会(リージョナルコンテスト)で優秀な成績を残したら、プロクオリファイのオーバーオール(無差別級)で優勝、またはオリンピアアマチュアで3位以上に入賞すればプロ資格を得られます。
ファーストステップとして、国内のボディビル大会(リージョナルコンテスト)へのエントリーからスタートしましょう。
IFBBエリートプロとは


日本で言うところのJBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)であり、その世界版のIFBBエリートプロはボディビルをオリンピック種目にしたいと考えています。
ボディビルをオリンピック競技にするためには、ステロイドなどは使用しないことが絶対条件です。
ボディビルをオリンピック種目にするのは厳しいのではと思いますが、意外とそうでもなく、実際にIFBBエリートプロの日本支部、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)はJOC(日本オリンピック委員会)の加盟団体です。
また、2002年と2006年のアジア大会では、ボディビル競技が行われたこともあります。
IFBBエリートプロ出場するには
IFBBの国際大会を通してプロカードを取得した選手はIFBBエリートプロの選手になります。
まだプロの人数が多くそろっていないことから、プロになったばかりの選手でもトップになれるチャンスがあるでしょう。



2018年にはエリートプロではじめての世界大会も開催され大きく盛り上がったようです。
また、公式ページでは、世界選手権と大陸選手権のすべてのカテゴリーの勝者、IFBBエリートプロ世界ランキング決勝のトップ10アスリート、2017年9月より前にプロのステータスを取得したアスリートは、IFBBエリートプロに直接参加できる、などと提示しています。
他団体への出場禁止!?
IFBBエリートプロは、所属選手に他団体の大会への出場を禁止しています。
理由は諸説ありますが、やはりトップの方のコンセプトや考え方の違いから他団体の大会参加には嫌悪感があるのでしょう。
実際、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)では他団体へ出場した選手に対し、2年間の出場停止と過去の成績を全て剥奪するという処分をしたことも。
IFBBプロ・エリートプロ取得後の活動や収入源は





プロ資格をもってないアマチュアだと年収はほぼゼロに近いと言えます。
日々努力を重ねてやっとプロになったとしても、世界の強豪ぞろいの大会で良い結果を残さなければ賞金も出ないですのでとても厳しい世界です。
プロ取得後の収入源として考えられるのは大きく分けると4つあります。
これからプロを目指す方や実際にプロになった有名な方たちはこういった収入源が多いと考えられます。
大会の賞金
ミスターオリンピア
IFBBが主催の年に1度開催される国際的なボディビル大会の最高峰です。
出場条件は以下のものになります。
・前年度ミスターオリンピアの上位入賞
・各大会での優勝者
・各大会のポイント合計上位者
・前回大会の上位者はシードで出場できて、その他の選手はその年に開催される各大会で良い結果を残してアピールしないしないといけません。
2020年のミスターオリンピアのボディビル部門では、
・1位が約4,500万円
・2位が約2,000万円
・3位が約1,500万円
の賞金でした。
やはり世界一を決める大会だけあって金額がすごいですね。
色々な部門がありますがボディビル部門は他の部門と賞金額が1つ違います。
アーノルドクラシック
映画ターミネーターでお馴染みのアーノルド・シュワルツェネッガーが主催しているアーノルドクラシックは、1位で約1500万円の賞金が出ます。
ミスターオリンピアに比べると、全体的に少なくなりますが、それでも十分の賞金ですね。
その他にも海外の大会はあり、ミスターオリンピアやアーノルドクラシックほどではありませんが、数百万〜数千万の賞金は出ます。
メディア露出の機会が増える
IFBBプロ・エリートプロは日本国内での取得者が少ないため、雑誌やテレビのインタビューなど各種メディアへの露出も期待できます。
メディア露出が増えれば、名前が売れて知名度が高くなり、スポンサーがつきやすくなるなどの好循環が生まれるでしょう。
スポンサーからの収入
IFBBプロは、取得が難関の資格ですので、IFBBプロ選手である事自体が大きなPRになり、スポーツ関連や食品関連の企業とスポンサー契約を結びやすくなります。
契約によっては定期的にユニフォームやサプリメントを提供されることがあることや、海外に出場するための旅費や宿泊費もスポンサーとの契約次第によっては全額スポンサーが負担してくれる場合もあるようです。



そのほかには、スポンサー企業で自身のオリジナルブランド設立の展開も期待できるでしょう。
スポンサー収入が数億円になる事も?
非常に稀有な資格で数名しか保有者がいないので、トレーナーやオーナーとしての箔もつきます。
ボディビルダーは、日本では一定の収入を確保するのが難しい職業です。
しかし、IFBBプロとして知名度を上げてスポンサーをしっかりと継続的に獲得できれば、数億円単位の広告収入を得る事も夢ではありません。
一般のボディビルダーはプロとして働くよりも、ボディビルの経歴を活かして、理学療法士やトレーナーとして働く人が多いようです。
理学療法士やトレーナーとして働く際にも、会員制の高級ジムのトレーナーとして迎えられたり、理学療法士としての集客力も高まります。
IFBBプロを取得すれば、本業・副業を問わず、将来の可能性が広がって行くでしょう。
ジムやオンラインサロンの運営
トレーナーやジムオーナーとして仕事をする際、集客効果が高いというメリットもあります。
自分のジムを構えてトレーニング指導や食事指導をしたり、SNSなどを使って月額制のオンライントレーニングジムを経営しているプロもいます。
あんなムキムキの人に指導されたら説得力ありますし、やる気も出ますね。
IFBBプロとIFBBエリートプロの違いまとめ



今回はIFBBプロとIFBBエリートプロについてでしたが、IFBBプロを取得すればフィットネス業界での様々な可能性が広がる事は間違いないです。
更にカテゴリもしっかり分かれているので、どんな身長の人でも男性でも女性でもプロを目指す事ができます。
そんなIFBBプロについては、今後日本でも益々取得する選手が増えてくると思うので、引き続きIFBBプロの種類やなる方法、日本人選手などもチェックしましょう!