女性パーソナルトレーナーの需要が高い5つの理由

「女性のパーソナルトレーナーって需要あるの?」「女性だけどパーソナルトレーナーになったら稼げるかな?」

こんな疑問に答えます。

パーソナルトレーナーというと男性をイメージする方も多いですが、女性トレーナーも需要は十分にあります。需要があるのはなぜなのか、活躍するためにどうすべきかなどを解説していきます。

目次

女性パーソナルトレーナーの需要が高い理由

まず、女性パーソナルトレーナーの需要が高い理由を解説していきます。

  • お客さんは女性の方が多い
  • 女性専用ジムでも働ける
  • 女性ならではの指導ができる
  • 身体を触られることに抵抗が少ない
  • 女性から指導されたい男性もいる

お客さんは女性の方が多い

パーソナルトレーニングは女性のお客さんが多く、「指導は女性がいい!」と考える方が多いので需要があります。

女性のお客さんは大半が主婦で、都市部では仕事終わりのOLの方も多いです。

トレーナーが同性だと友達感覚で今日の出来事など日常会話も楽しめるので、男性よりも有利でしょう。

女性専用ジムでも働ける

女性のお客さんが多いため、最近ではカーブスなど女性専用ジムも増えてきました。それらのジムはスタッフも全員女性というルールを決めているジムもあります。

男性だと全員女性のジムでは働けませんが、女性トレーナーは応募資格があり雇われるチャンスがあります。

女性ならではの指導ができる

女性のお客さんで「女性から指導されたい」と考える人は、男性にはいいづらい悩みを相談したいと思っている人です。

例えば生理など突発的に体調が崩れた場合では、男性より女性トレーナーの方が上手く立ち回れるでしょう。

さらに男性トレーナーは自分の経験からウエイトトレーニングをやらせたがる人も一定数いる一方、女性の多くはそこまで筋肉をつけたいと思っていません。

女性トレーナーは自身も筋肉をつけないトレーニングを行っている人が多く、その経験をアウトプットしてくれるので男性トレーナーのようなギャップが起きづらいのもメリットです。

身体を触られることに抵抗が少ない

パーソナルトレーニングではトレーナーがお客さんの身体を触るのは日常的で、女性の中には「男性から身体を触られたくない」と考える人も多いです。

一方、女性トレーナーであれば同性なので触られることに抵抗を感じる人も少なく、トレーニング中に無駄にストレスを抱えることなくトレーニングできます。

女性から指導されたい男性もいる

女性パーソナルトレーナーは女性のお客さんからの人気もありますが、男性のお客さんからの人気もあります。

男性の中には「美人トレーナーから指導された方がやる気が上がる!」という人も多いからです。彼らはいわゆる筋トレガチ勢というより、「ちょっと太ってきたし、痩せて女性からモテたい」という気持ちの方が多いでしょう。

実際、全員美人の女性トレーナーを集め、男性を対象にパーソナルトレーニングを行うジムも存在します。

女性のお客さんだけでなく、このような男性をターゲットにするのも悪くないでしょう。

女性パーソナルトレーナーの働き方

続いて、女性パーソナルトレーナーの働き方を紹介します。主な働き方は総合ジム、24時間ジム、パーソナルジム、女性専用ジムの4つが挙げられます。

総合ジム

KONAMIスポーツクラブなど大手総合ジムでパーソナルトレーナーとして働けます。その中でも、以下の2つに分かれています。

  • 正社員の傍らパーソナルトレーニングをやる場合
  • 業務委託でパーソナルトレーニングをやる場合

このような総合ジムは主婦層が多く、緩くトレーニングを楽しみたい方が多いです。トレーニング入門の方も多いので、男性よりも女性トレーナーが選ばれる可能性も十分にありますね。

ただし、ゴールドジムになると男女共にお客さんのレベルがかなり上がるので、トレーナーもコンテスト入賞など優れた実績がないと厳しいでしょう。

24時間ジム

続いて、エニタイムフィットネスなどの24時間ジムでパーソナルトレーナーとして働く場合です。これも、総合ジムと同様に正社員か業務委託かで分かれます。

24時間ジムに通う方は総合ジムより本気でトレーニングに打ち込む方、あるいは通う時間帯が不定期になりがちな方です。

女性トレーナーが24時間ジムでやっていくには、資格+コンテスト出場歴を持っておいた方がいい印象です。

パーソナルジム

最近急増していますが、代表格はライザップ24/7ワークアウトビヨンドが挙げられます。こちらも正社員あるいは業務委託で働くのが基本です。

総合ジムや24時間ジムと比べた場合のメリット・デメリットは以下の通り。

パーソナルジム 総合ジム・24時間ジム
トレーニング様式 月に数回マンツーマンで60分ほど いつでも通える+マンツーマントレーニング
料金 高い 安い
空間 ほぼ個室あるいは完全個室 他のお客さんもいる

上記の特徴から、パーソナルジムに来るお客さんはある程度経済的に余裕のある方や、トレーニングを見られたくない方が多いです。

求められるレベルも様々で、例えばビヨンドはコンテスト上位入賞者しか採用しない一方、おしゃれな空間重視でトレーナー自身の知識レベルはそこまで必要とされないジムもあります。

未経験であればまずは入りやすそうなジムから、ある程度経験を積んでいる方はビヨンドなどハイレベルなジムに応募するのがおすすめ。

女性専用ジム

パーソナルジムの中で女性専用のパーソナルジムも増加しています、このようなジムはスタッフに男性がいる場合もありますが、スタッフも女性のみに限定されていることもあります。

そのため女性パーソナルトレーナーは他のジムよりも、女性専用ジムが最も採用されやすいと考えられます。女性のお客さん側も女性から指導を受けたいと考える人は多いので人気も出やすいでしょう。

東京の女性専用通い放題のパーソナルジムをこちらで紹介しているので、気になる方は合わせてご覧下さい。

【女性専用】東京の通い放題パーソナルジム4選|料金やキャンペーンなど紹介!

女性パーソナルトレーナーで活躍するためにやるべきこと

続いて、女性パーソナルトレーナーとして活躍するためにやるべきことを紹介します。

  • ウエイトトレーニングよりもヨガやピラティスを学ぶ
  • 資格を取る

  • 自分もトレーニングする

  • SNSを活用する

  • コミュニケーション力を鍛える

ウエイトトレーニングよりもヨガやピラティスを学ぶ

男性のお客さんはバーベルやダンベルを使うウエイトトレーニングが人気ですが、女性はヨガやピラティスの方が人気です。

実際、筆者は過去に総合ジムでアルバイトしていましたが、ヨガやピラティスのグループレッスン、パーソナルトレーニングは非常に人気でした。

ヨガやピラティスができると、パーソナルトレーニングだけでなくグループレッスンも行えるので仕事の機会増加も期待できます。

ウエイトトレーニングの基礎知識も必要ですが、女性のお客さんを担当したいならヨガ・ピラティスも学んでおくと活かせる機会が多いですよ。

資格を取る

パーソナルトレーナーは必ずしも資格が必須ではありませんが、資格ありのトレーナーと資格なしのトレーナーでは資格ありのトレーナーが選ばれやすいもの。

パーソナルトレーナーの定番の資格は以下の3つです。

    • NSCA
    • NESTA
    • JATI

    総合ジムなど資格がないと応募できないジムもあるので、就活の面・集客の面で持っておくべきです。それぞれの資格の概要は下記の記事で解説しているので、併せてご覧ください。

    パーソナルトレーナーに資格はいる?5つの資格の違いや費用なども解説!

    自分もトレーニングする

    パーソナルトレーニングで指導する際は自分で経験しないと分からないことも多いです。

    例えばダイエットでなかなか体重が落ちない時、理論上は「チートデイをやるべき」という場合でもやらない方がいいこともあるのです。

    このように筋トレは定説が必ずしも当てはまるものではなく、経験則から得られるものも多い世界です。

    さらに引き締まったトレーナーと太り気味のトレーナーだと指導の説得力に雲泥の差が生まれるもの。見た目での説得力、言葉での説得力いずれの面においてもトレーナー自身も日頃から鍛えておくことが重要です。

    コンテストに出場する

    フィットネスブームにより、フィットネスコンテストが年々賑わいを増しています。コンテストで上位入賞するとトレーナーとしての箔がつき、身体づくりのプロとして証明できます。

    さらに全国大会に出場するレベルになれば、もはや有名人なので遠方からでもお客さんが来てくれるなんてこともあり得ます。

    また、コンテストに出場するまでに筋肉量を増やす・無駄な脂肪を削ぎ落とす経験ができるので、その経験を活かしてお客さんに独自のアドバイスをできるでしょう。

    フィットネスビキニを徹底解剖|競技概要や審査基準、食事やトレーニング方法まで紹介!

    SNSを活用する

    今や、若い女性は当たり前のようにTwitterやInstagramを活用していますよね。それらのSNSをプライベート用ではなく、トレーナーとしてのブランディング用に活用するのも重要です。

    特にトレーナーはInstagramやYouTubeと相性がいいです。プライベートなものだけでなく、トレーニング動画やセミナー告知など活用は多種多様です。

    SNS活用でファンが増え、その中の一部がお客さんで来てくれると収入アップにつながります。


    コミュニケーション力を鍛える

    パーソナルトレーナー全般に言えることですが、コミュニケーション力は非常に重要です。美容室で美容師と喋りやすいか、喋りにくいかで通いたい気持ちが変わるのと同じです。

    特にパーソナルトレーニングの場合はストレッチ中や、インターバル中など喋る機会が多く、友達のように気軽に会話できるのが理想です。

    さらに女性の中にはトレーニングの質よりも会話の相性を重視する方もいるので、女性トレーナーは特にコミュニケーション力を磨いておくべきでしょう。

    まとめ

    今回は女性パーソナルトレーナーの需要が高い理由、働き方などを解説してきました。

    女性パーソナルトレーナーは女性のお客さんからの需要がある他、男性の中にも一定数女性から指導を受けたい人もいます。

    トレーナーとして成功するためにコンテストに出場する、SNSを使いこなすといったブランディングに加え、需要のあるヨガやピラティスも学ぶなど戦略的に活動していく必要があります。

    ぜひ、本記事を参考に自身がパーソナルトレーナーとして、どのようなキャリアに進むのかイメージしてみてください。

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    この記事の監修者

    郡 勝比呂(こおりかつひろ) 郡 勝比呂(こおりかつひろ) ジムフィールド代表

    「稼げるトレーナー」を作るパーソナルトレーナー養成講師。ベストボディジャパン公認ジャッジアドバイザー。NESTA JAPANアシスタントディレクター。All About メンズスタイルオフィシャルガイド。「遊ぶように鍛える」ジムフィールド代表取締役CEO

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