こんにちは!
BEYOND中野店店長の早乙女(@saotome_takutoshi)です!
JBBFはトップボディビルダーやトップフィジーカーが出場していることで知られている団体の一つです。
そんなJBBFとはどんな団体なのか、どうやって大会に出場するのか気になっている方もいるのではないかと思います。
今回はJBBFの大会で優勝させていただいた経験もある僕が、JBBFの概要やカテゴリー、出場方法などをしっかりと紹介してみたいと思います。
また、ご参考までにIFBBについてもこちらの記事で紹介しているので、是非確認してみてください。
JBBFとは
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)は、ボディビルやフィットネス競技の普及・発展に寄与することを目的に、1955年に設立されたボディビルの国内競技連盟です。
他にもFWJ(旧NPCJ)やBBJ(ベストボディジャパン)など様々な団体がありますが、JBBFは最も歴史が長く権威のある団体です。
JBBFは、ボディビルやフィットネス競技に参加する選手のレベルアップを支援するために、トレーニングプログラムや技術指導などの支援を行っています。
また、JBBFは各地の大会やイベントの認定・主催や選手のレベルアップに向けた試験などを行っています。
特にドーピングに厳しい団体としても知られており、大会の入賞者への抜き打ち検査が行われることもあります。
JBBFの主なカテゴリー
JBBFのカテゴリーは、男子と女子でいくつか分かれています。
それぞれの特徴を紹介していきましょう。
男子ボディビル
全身の筋肉量とバランス、密度などに加えて、それを表現するポージングも評価対象となる競技です。
一分間のフリーポーズでは個々人が音楽に合わせて、自由にポージングを行います。
日本一を決める日本選手権の顔ぶれは鈴木雅さんや田代誠さんを中心として、ほとんど変わることがありません。
主な有名選手
詳しくは以下もご参考ください!
男子フィジーク
2014年創設の新しい競技で、近年は他団体でも盛り上がりを見せる人気カテゴリーです。
海パンスタイルで逆三角形を理想とする広い背中と細いウエスト、無駄な脂肪のないシックスパックなどが特に重要視されています。
ボディビルでは筋肉量を評価しますが、フィジークでは過度な筋肉量は減点対象となるため注意が必要です。
クォーターターンやLウォーキングなど特殊なポージングも審査対象です。
主なフィジーク有名選手
- 寺島遼 選手
- 久野圭一 選手
- 直野賀優 選手
- 田村宜丈 選手
- 澤原魁門 選手
フィジークについて詳しくは以下もご参考ください!
女子フィジーク
女性には「女子ボディビル」という競技が存在しないため、女子フィジークが男子でいうボディビルにあたります。
女性らしい筋肉美としなやかさ、ポージングが評価対象となります。
その他、男子ボディビルと同様に30秒間のフリーポーズもあります。
主な有名選手
- 佐藤英己 選手
- 澤田めぐみ 選手
ボディフィットネス(フィギュア)
筋肉美の評価基準はウィメンズフィジークと同じですが、筋肉量ではフィジークとビキニの中間にあたります。
ハイヒールを履いたり独特なポーズなどがあったりと、他競技とは似て非なるものです。
主な有名選手
- 金子真紀子 選手
- 矢野かずみ 選手
フィットネスビキニ
女性らしい健康的な美しさやバランス、ヘアースタイルが評価されるカテゴリーです。
フィジークやボディフィットネスほどの筋肉量は要求されませんが、トレーニングや食事で作り上げられた身体だと証明できるような身体であることが求められます。
主な有名選手
- 安井友梨 選手
- ダンシ−あずさ 選手
- 長瀬陽子 選手
ビキニフィットネスについて詳しくは以下もご参考ください!
JBBF新カテゴリーについて
2021年度より、選手権大会で新カテゴリーのクラシックフィジーク、マスキュラーフィジーク、フィットモデルが追加されました。
クラシックフィジーク
クラシックフィジークは既にFWJやIFFB PROの大会では浸透していますが、JBBFでも新たに導入されることが決まりました。
上記の動画を観れば分かるようにショーツが幅広なので、ボディビルのコスチュームが好きでない方でも出場しやすいです。
マスキュラーフィジーク
マスキュラーフィジークはフィジークの重量版で、フィジークに出るには筋肉量が多いような選手に適したカテゴリーです。
腕が太い、背中や胸が厚いといったポイントでフィジークの順位に伸び悩んでいた人でも、マスキュラーフィジークにおいては強みになります。
スタイルはフィジークと同じで、ポーズはクォーターターンやLウォーキングを行います。
フィットモデル
バランスの取れた健康的で優雅な女性らしさが評価されるカテゴリーです。
筋肉量はフィットネスビキニの下に位置するので、コンテスト初心者におすすめのカテゴリーと言えます。
コスチュームはワンピーススイムスーツとロングイブニングドレスです。
詳しくは上記の動画もご参考ください
大会区分の違い
JBBFの大会区分は大きく選手権大会とオープン大会、オールジャパンに分かれています。
それぞれの違いについて見ていきましょう。
地方選手権・ブロック選手権
各地域で行われる大会で、その地域に在住の選手たちのみが出場できる大会です。
オープン大会
オープン大会は原則、他の地域の大会でも出場できます。(ただし、過去に上位入賞の実績があると参加不可の場合もあります。)
オールジャパン・日本選手権
上記の大会で上位入賞することで出場権を得られる、いわゆる全国大会です。
横川尚隆さんや、合戸孝二さん、寺島遼さんといったトップ選手が登場する大会で、他の団体と比べても非常に注目度が高いです。
選手登録方法
選手登録の方法は多少複雑なので、以下で詳しく見ていきましょう。
加盟ジム/個人登録・限定登録
選手登録の方法は、加盟ジムで行う場合と、個人で行う場合の2つです。
加盟ジムの場合は、ゴールドジムなどのJBBFに加盟しているジムでの選手登録を行います。
一方、JBBFのジムに所属していない場合や、ホームトレーニーの場合は個人で行います。JBBFの登録サイトから登録の手続きを行いましょう。
また、登録できるのは在住・在勤となる都道府県の連盟のみなので注意しましょう。
ボディビル/フィットネス
登録の際は、ボディビルかフィットネスのいずれかを選択する必要があります。
出場したいカテゴリーに合わせて、登録しましょう。
登録区分 | カテゴリー |
---|---|
ボディビル | ・ボディビル ・クラシックフィジーク ・女子フィジーク |
フィットネス | ・メンズフィジーク ・ボディフィットネス ・ビキニフィットネス ・フィットモデル ・フィットネス |
登録費用
加盟ジム登録or個人・限定登録、ボディビルorフィットネスで登録費用は以下のように異なります。
登録種別 | 費用 | 出場可能の大会 |
---|---|---|
加盟ジム登録 | 6,000円 | 選手権大会とオープン大会 |
個人登録(ボディビル) | 20,000円 | |
個人登録(フィットネス) | 12,000円 | |
限定登録 | 大会ごとに3,000円 | オープン大会のみ |
個人登録と加盟ジム登録は年間契約となっており、選手権大会とオープン大会に出場できます。
一方、限定登録の場合はオープン大会のみで、大会に出場する度に3,000円を払う必要があります。
オープン大会のみに出場予定の方で、年に数回しか出ない場合は限定登録の方が費用を抑えられるかもしれませんね。
ドーピング講習
JBBFの大会に出場するためには、ドーピング講習を受ける必要があります。
オフラインのリアル講習会はこちらの申し込みサイトから申し込みください。
また2021年度は緊急事態宣言の影響もあり開催場所が少なくなっているので、オンラインでの講習会も並行して行われています。
パソコン・スマートフォンがあれば、いつでも受講できるのでおすすめです。
由緒正しきJBBFでコンテストに出場しよう
今回はJBBFのカテゴリー、選手登録の方法などを紹介してきました。
JBBFは最も歴史の長い団体で、ボディビルダーやフィジークで多くの有名選手が出場しています。
ただ、歴史あるだけあり他の団体に比べるとレベルは高いですが、各県のオープン大会など初心者向けの大会もあるので出場経験がない方にもおすすめです。
コンテストに興味がある方は、ぜひ歴史あるJBBFで鍛え上げた身体を披露しましょう!