こんにちは!
BEYOND中野店店長の早乙女(@saotome_takutoshi)です。
FWJとNPCJの違いやそもそもFWJって何?と思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回の記事ではFWJとNPCJとの違いや、そもそもFWJについて知らない人にもわかるように解説していきます。
FWJはフィットネス競技の日本最高峰!
FWJとは「Fitness World Japan」の頭文字をとった略称で、フィットネス競技に関するコンテストの企画・運営・競技選手のサポートなどをおこなう国内最大規模のアマチュアフィットネス団体で、運営元は一般社団法人NPCJです。
選手目線に立った各種コンテストを開催したり、フィットネス先進国として知られるアメリカへのチャレンジを支援したりするなど、国内外でさまざまな事業を展開しています。
FWJはもともとは「NPCJ(National Physique Committee Japan)」の名称で活動していましたが、2020年1月1日から現在のFWJに改名されました。
この度、NPCJ の上部組織であるIFBB Professional League より世界の加盟団体に向けて通達があり2020年より IFBB Professional League の下部アマチュア団体として「NPC Worldwide」を世界的に発足することになりました。
今後はこの「NPC Worldwide」がアマチュアの中心となりプロクオリファイに向けてのリージョナルショーを活性化すると共にアジア大会、世界大会など各地でのアマチュアショーを充実させ、自国も合わせたフィットネスコンテストを充実させて行く事となりました。
この「NPC Worldwide」設立に伴い世界の各団体、コンテストを開催する主催者に向けてチーム名の改善を指示されました。
名称の使用混乱を避ける意味で IFBB.NPC など関連するフレーズを使用しないとの取り決めです。
この規定に我々 NPCJ は合致する為にやむ無く改名する運びとなりました。
長年使用し、日本国内外からも十分認知された「NPCJ」の名を外す事は苦渋の選択ではありますが、改名を契機に更なる躍進を期待する所存です。新しい団体名は
「Fitness World Japan 」
日本ならず世界に向けたフィットネスの啓蒙と健康増進を発信するチームとして命名しました。
正式な改名は2020年1月1日からとなります。尚、旧名である「NPCJ」は IFBB Professional League の下部とはならず日本での独自性のあるフィットネス団体として継続していきます。
例えば IFBB Professional League の正式競技にない、男女スポーツモデル、アスリートモデル、フィットネスモデル、キッズフィジーク、ファミリーフィジーク、チャレンジフィジークなど日本独自のカテゴリーを実施し、よりフィットネスコンテストの門戸を広げる登竜門的な役割りを果たしていきます。「IFBB Professional League× Fitness World Japan」が大リーグで言うところであれば「NPCJ」はマイナーリーグと言う役割りです。
「NPCJ」には更に日本のフィットネスの入り口として重要な役割りを果たし、世界への一足目となる様な団体となります。Fitness World Japan
引用元:FWJ公式サイト
会長 庄司貴之
スタッフ一同
「IFBB」(国際ボディビルダーズ連盟)との関係性も深く、コンテストを通じて多数のプロ選手を輩出しており、フィットネス競技コンテストの運営会社では日本最高峰といっても過言ではありません。
FWJでは「フィットネス競技を通じて人種差別をなくし、健康促進や文化発展につなげて、一人ひとりの生活を豊かにする事」を運営理念にかかげています。
そして、この理念に基づき、フィットネス競技の選手に対して手厚いサポートを提供しています。
ドーピングについても厳しく禁止しています。
我々FWJ実行委員会は、全てのフィットネス愛好家の日頃の成果を発表する場を提供しております。
その根底にあるのは、スポーツマンシップとルール厳守、マナーを大切にする選手支援企業です。
全ての参加者が公正公明な審査を受ける為にも様々な薬物使用排除を厳守して参ります。
従って、薬物使用やそれら薬物使用を公言する者のFWJ主催コンテスト、セミナー、イベントへの参加を一切禁止いたします。
FWJに参加する選手達に対し、敬意と応援を引き続きよろしくお願いいたします。FWJ実行委員会
引用元:FWJ公式サイト
代表理事 庄司貴之
主催コンテストでは競技カテゴリを細かく分け、初心者からプロまで老若男女問わず、誰でも気軽に出場できようにしています。
そのため、スポーツジムやフィットネスクラブで本格的に鍛えている人はもちろん、自宅でトレーニングをおこなっている人も出場可能です。
FWJでは、コンテスト出場者に向けた対策セミナーも開催しています。
ポージングのコツを教わったり、審査基準を質問したりできるため、初心者はチェックしておくと良いでしょう。
「FWJ」と「NPCJ」の違いとは?
わかりやすく言うと、FWJは、あくまでIFBBプロリーグに参戦するために必要なフィットネス団体であるため、IFBBプロリーグに属さない形でNPCJという団体は存続させる意向です。
NPCJの役割としては、FWJでの本格的なコンテストに参加する前のいわば登竜門的な役割を果たすためのコンテストとなるようです。
FWJ の理念
FWJの理念は以下のようになります。
01. フィットネス競技を通じて、国籍や偏見などの人種差別をなくし、国民の健康促進、社会・文化の発展並びに国際親善に寄与する。
02. ステージに立つことを1つの目標として、ご子息・ご息女やご家族一緒にチャレンジすることで、ご家庭内やお子様の成長・自立心を育てていくきっかけを創造する。
引用元:FWJ公式サイト
大会は開始当初の2016年は7都市、8会場での実施でしたが、そこから毎年開催され2022年では16都市、25大会で実施予定となっており、年々着実に盛り上がってきています。
FWJの大会競技とカテゴリー
メンズ(男性)カテゴリー
- メンズフィジーク
-
イメージは、夏の海辺でサーフパンツを履いた男性が最もかっこよく見える姿を競う競技。ステージ上でサーフパンツを着用し、体全体の形やバランス、適度な筋量をアピールし、パーソナリティー(個々の魅力)を最大限を引き出させているか否かを競う。
- ローカル:
コンテスト開催地都道府県及び、隣接した都道府県に在住、在勤、在学の方 - ノービスファーストチャレンジ:
生涯一度だけ出場可能、過去にオープン及びノービスクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象。コンテスト自体が初めてでお悩みの方はまずこちらがオススメ。※欠場の場合はカウントされません - ノービスチャレンジ:
超入門クラス、生涯2回まで出場可能、過去にオープン及びノービスクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象※欠場の場合はカウントされません - トゥルーノービス:(2022年新カテゴリー)
入門クラス、過去にオープン及びノービスクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象
優勝者はその後出場不可。 - ノービス:
入門クラス、過去にオープンクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象 - マスターズ:
40歳以上 - オープン:
一般クラス、どなたでも参加可能 - 共通事項:
参加人数により身長別に分かれる場合あり
- ローカル:
- ボディビルディング
-
ボディビルスーツを着用し、体全体の形やバランス、適度な筋量をアピールし、審美的造型を競う。
- マスターズ:
40歳以上 - オープン:
一般クラス、どなたでも参加可能
- マスターズ:
- クラシックフィジーク
-
フィジークとボディビルの要素を併せ持ったカテゴリー。フィジークの要素、アウトライン、腹筋に加え筋肉の大きさ、皮下脂肪の少なさ、筋肉の輪郭、筋肉の付き方のバランス、ポージング、トータルで審査。
- このカテゴリーはカテゴリー自体は一つしかないが、身長によって体重制限があるのが特徴
ウィメンズ(女性)カテゴリー
- ビキニ
-
ツーピース水着を着用し、体のバランスと形、適度な筋量、総合的外観(肌色、ポーズ、表現力、笑顔、自信)、カリスマ性(能力 & 魅力)が表現できているか否かを競う。
- ローカル:
コンテスト開催地都道府県及び、隣接した都道府県に在住、在勤、在学の方 - ノービスファーストチャレンジ:
生涯一度だけ出場可能、過去にオープンクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象。コンテスト自体が初めてでお悩みの方はまずこちらがオススメです。※欠場の場合はカウントされません - ノービスチャレンジ:
超入門クラス、生涯2回まで出場可能、過去にオープンクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象 ※欠場の場合はカウントされません - ノービス:
過去にオープンクラスで6位以内に入賞されていない選手のみ対象。 - エリート:
40歳以上 - オープン:
一般クラス、どなたでも参加可能。 - 共通事項:
参加人数が20名を超えた場合はクラス分けを行います、19名以下の場合は1クラスで開催。
- ローカル:
- ウェルネス
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大臀筋、大腿部に重きをおいた審査基準となる、女性カテゴリー。
- オープン(一般クラス/どなたでも参加可能)
- フィギュア
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女性らしい筋肉美を競う部門。ボディビルほどの筋肉は求められないが、全体的な身体のバランス、絞り具合が審査対象。
- オープン(どなたでも参加可能)
- ウィメンズフィジーク
-
女性らしい筋肉美を表現するカテゴリーで、女性らしさを表現するしなやかさやトータルパッケージとしてのバランスの良さを重視するカテゴリー。
- オープン(どなたでも参加可能)
※上記カテゴリー情報はFWJ公式サイトから引用させていただきました。
「FWJ」に出場するには?登録方法などを解説
FWJ主催の大会・コンテストでは原則、特別な出場条件はありません。
大会ルールやスポーツマンシップをきちんと守れる人なら、年齢・性別・職種はもちろん、国籍や所属団体なども関係ありません。
未成年者でも、ご両親の承諾があれば出場できます。
さらに、競技カテゴリ別に設けている出場条件さえ満たしていれば、複数の競技カテゴリに出場する事も可能です。
居住地と違う場所で開催される大会・コンテストにも出場できるため、都心部に住んでいる人が観光を兼ねて地方大会に出場しても良いでしょう。
どの場所からでも参加できるので、さまざまなコンテストにチャレンジできるのも特徴です。
2023年の大会スケジュールはこちら
FWJ出場には専用のカード登録が必要
FWJの大会・コンテストに出場するためには、選手登録の手続きとして、あらかじめ「FWJカード」を登録する必要があります。
この登録には、事前の書類審査や面談はありません。
FWJカードとは、スマートフォン・タブレット・パソコンで確認できるデジタルカードです。
年齢・性別・身長・体重などの選手情報に加え、大会やコンテストの申込み状況・参加履歴・エントリー番号などを登録できます。
エントリー番号は当日のチェックインに使うため、デジタルカードを閲覧できるスマートフォンかタブレット、もしくはエントリー番号の表示画面を印刷した用紙が必要です。
なお、FWJカードの登録には、10,000円(税込)とコンテスト出場料は別途かかります。
FWJカードの有効期限は登録年の1月1日~12月31日となり、1年ごとに登録更新が必要なため、期限切れに注意しましょう。
カード登録するだけで多数特典も!?
ちなみに、このカードに登録すると「FWJ」に出場できると同時に、他にもフィットネス業界の最新情報や、有名ジムにも特典価格で入会できるなど、色々な特典があります。
主な特典は以下になります。
- Fitness World(定価:1,500円) 最新号お届け(年4回発刊予定)
- フィットネス雑誌 “Fitness World 最新号” を毎号お届け
- POWERHOUSE GYM HIDE YAMAGISHI TOKYO JAPAN
- ビジター利用料金割引。通常 3,500円 が1,000円(出場選手に限り、月4回まで)
- BELX SPORTS GYM/ベルクススポーツジム(足立花畑店・野田七光台店・草加谷塚店)
- ビジター利用料金割引。通常 3,300円 が1,000円(出場選手に限る)
- チャンプスジム(広島市・呉市の2店舗)
- 入会金無料
- リラクゼーションルーム O2 CHAMP(オーツーチャンプ)
- 酸素カプセル利用料金割引で、通常30分 2,000円 が半額の1,000円
- サクセストレーニングジム 三重鈴鹿
- FWJカード持って行くとビジター料金が1,000円
FWJの観戦チケットの値段は?
FWJはもちろん、各種大会を観戦するには観戦チケットが必要です。
FWJには観戦の他に、選手と同伴ができるバックステージパスというのも存在します。
観戦チケットを購入するには
“チケットぴあ” にて購入できますが、直前ですと売り切れになる場合が多いので、事前の購入がおすすめです。
購入したら、コンテスト当日に「観覧用リストバンド」を受け取ることが出来ます。
FWJのカテゴリーによりますが約4,000〜5,000円。
NPCワールドワイドメンバーシップは約10,000円ほどです。
バックステージパスとは
バックステージパスとは、コンテストに出場する選手のサポートを行うためだけに利用される権利のこと。
選手本人がコンテスト登録の際に同時に購入してもらいます。
バックステージパス保有者は、出場選手のサポートとして、ステージ裏、選手控室への入退場ができます。(サポート内容:パンプアップ、選手の持ち物/貴重品管理等)
コンテスト当日には「バックステージパスリストバンド&バックステージパスホルダー」を受け取ります。
コンテスト中のステージ裏への入退場時、また定期的にスタッフが個別に声がけしてくるので、「観覧用リストバンド&バックステージパスリストバンド&バックステージパスホルダー」の3種類全ての確認が取れない場合は、ステージ裏から退場となるので十分に気をつけましょう。
FWJで優秀な成績を積めば世界大会も視野に!
今回はFWJについて解説してきました。
世界大会に向けたリージョナルコンテストとしての位置づけでもあるFWJ。
「Olympia Amateur(オリンピアアマチュア)」や「Pro Qualifier(プロクオリファイ)」などの世界大会の出場権を得るためには、日本国内でおこなわれるリージョナルコンテストに出場して出場証明書を得なければなりません。
また、FWJはリージョナルコンテストの主催および出場証明書の発行を行っています。
出場証明書がなければ世界大会のチェックイン時に失格となるので、出場を考えている人は、まずFWJのリージョナルコンテストに出場しましょう。
特定の競技カテゴリの参加者が、FWJカードとは別に「NPC Worldwideメンバーシップ」に登録すれば、世界大会への道も開けます。
国内外問わず実績を積み重ねたいなら、検討する価値があるでしょう。
また、NPC Worldwideメンバーシップの登録は、FWJコンテスト当日にFWJ事務局が代理でおこなうので、登録料を支払うだけで完了します。