こんにちは!
ファインドトレーナー編集部(@FindTrainer2022)です。
「パーソナルジムに通いたい」と考える多くの方はトレーニング初心者で、ジムに通ったことがない人が多いと思います。
そんな不安だらけであるトレーニング初心者の気持ちを自分のことのように理解し、寄り添ったサポートができるトレーナーとはどんな人だと思いますか?
同じようにトレーニング未経験から身体を変えたトレーナーではないでしょうか。
今回インタビューさせていただいた最高のパーソナルトレーナー中島正雄さんがまさにその人なのです。
パーソナルジムに数多く存在する、いわゆる「筋トレエリート」ではなく、43歳にして20kg以上のダイエットに成功し、筋トレにハマった中島さん。
異色の経歴を持つ、中島さんの経歴やパーソナルトレーナーとしての考え方に迫ってみました。
氏名:中島正雄
所属店舗:ジムフィールド茨木スタジオ
生年月日:1977年5月7日
出身地:京都府
トレーナー歴:1年半
特技:速読
趣味:プロレス観戦、ゲーム
トレーニングルーティン:全身トレ → BodyPump → 有酸素を3日単位でローテーション
好きなプロテイン:マイプロテインのナチュラルチョコレート、モカ
中島トレーナーのSNS:Instagram Twitter Facebook
一言コメント:43歳にして半年で20kgのダイエットに成功。
遅咲きのトレーナーとして、運動経験の浅い方に寄り添っています。
ダイエットとリバウンドを繰り返してきたからこそお伝えできることがあります
トレーニングはいつ始めても遅すぎることはありません。
一緒に健康的な体を手に入れていきましょう。
異色の経歴からパーソナルトレーナーになったきっかけとは?
本日はよろしくお願いします!
まずは中島さんがトレーナーになるまでの経緯を教えてください!
よろしくお願いします!
中島さん:私は元々、トレーニングとは無縁の人生を送ってきていました。
運動経験は学生時代に剣道をやっていたくらいで、トレーニングの経験は全くありませんでした。
ですが、30歳を過ぎた辺りから、仕事のストレスで過食になってしまい、100㎏近くまで、体重が増えてしまったのです!
これはまずいと思い、ダイエットを決意し、糖質制限やファスティングなどで一時は成功しても、リバウンドで元に戻るようなことを繰り返していました。
そんな時に、知人の紹介でパーソナルトレーニングを1ヶ月間ほど受けてみたところ、身体が変わる喜びや筋トレの楽しさを実感して、初めてトレーニングの魅力に気付きました。
そんな時に、巡り合わせでジムフィールドの郡さんと知り合うことができ、トレーナーの勉強を0から始めてトレーナーとしての活動がスタートしたって感じです。
トレーニングの魅力に気づいたのは、遅めだったのですね。
それまではどのようなお仕事をされていましたか?
中島さん:大学院を卒業後、サラリーマンとして10年間ほど企業に勤めていました。
転機となったのは、読書の効率化を図るために習い始めた速読教室です。
みるみるうちに効果を実感することができ、速読の魅力を感じた私は、自分で速読教室を開くことを決意しました。
速読教室に限らず、いろいろなビジネスを展開していて、パーソナルジムはその中のひとつといった形ですね。
会社を辞めて、複数の事業をスタートしたのが、人生において大きな転機となりました。
かなり思い切った決断をされたのですね!
速読教室をやっていた頃の経験がトレーナー活動に活きていると感じることはありますか?
中島さん:どちらも人と人の関わりがあってこそ成り立つものなので、そういった意味で考えると、今まで会社員として勤めてきた人生経験も全てが今に繋がっていると思いますね。
速読教室でもパーソナルジムでも、表面上だけで相手を理解するのではなく、性格や経歴から相手の考え方を予測して、その人に合った指導を行うようにしています。
会社を辞めて、様々なビジネスをスタートした時にも学んだのですが、人との関わりや助け合いがあって仕事は生まれます。
トレーナーとしても、単純にトレーナーとお客様の関係ではなく、人として深い関係を築くことは大事だと思いますね。
多くの経験を通して学んできたことが、トレーナー業にも活きているのですね。
トレーナースクールに通い、ゼロからトレーニングについて学んだとお聞きしましたがどこの部分で苦労しましたか?
中島さん:苦労したのはやはりトレーニングに関する知識全般ですね。
まず、自分の中に解剖学や栄養学の知識を取り込んで、お客様に分かりやすくお伝えするのは苦戦しましたね。
ですが、40歳を過ぎてから20kg以上のダイエット成功の経験やそれまで何度もダイエットで失敗した経験があるからこそ、お客様に伝えられることがあると思っています。
トレーナースクールでは、コミュニケーション能力やビジネススキルに関する勉強もしましたが、そこの部分に関しては専門的に学んでいた部分もあったので、復習のような形で再度学び直し現在に活かせています。
40歳を超えてから、20kg以上のダイエットに成功した経験は、お客様からしても信憑性のある実績ですよね!
異色の経歴の中島さんですが、ご自身のトレーナーとしての強みはどういった部分だと考えていますか?
中島さん:初心者の方が身近に感じられるトレーナーであり、そういった方々に寄り添えるトレーナーであることが自分の強みだと思っています。
私自身一般的なトレーナーに比べると、まだまだな身体をしていますが、年齢を重ねてから本格的にトレーニングを始めた経験などはお客様からすれば励みになると思います。
私のように40歳を過ぎてから、20kg以上のダイエットに成功した人はあまりいないと思います。
パーソナルジムを利用される方は、トレーニング初心者の方が多く大会出場を目指している人はそんなに多くはありません。
だからこそ、私のような存在が身近に感じることができ、私自身もお客様の立場になって考えられるので、経験を生かして多くのトレーニング初心者の方の力になりたいですね。
お客様の立場からすれば、中島さんのように年齢を重ねてからトレーニングや大幅なダイエットに成功した方が近くにいると、勇気が湧いてきそうですよね。
初心者の方のレッスンをする際に意識していることはどういったことでしょうか?
中島さん:お客様一人ひとりの性格を重視するようにしています。
ポジティブに物事を捉えられる方であれば、どんどんトレーニングを進めていけますし、メンタルが落ちやすい方であれば、サポートを重視しながら行うようにしています。
初心者の方こそ、トレーニングがいきなり上達してうまくできるようになることはないので、段階を踏みながら成長過程を大事にしつつ進めていくことを意識していますね。
あとは褒めて伸ばしていくことを大切にしています。
初心者の方だからこそ、上達した時に一緒に共感して喜んでくれる方がいればモチベーションも上がっていきますし、そういった成功体験でトレーニングを楽しいと実感してもらいたいですね!
トレーニングを始めた頃の新鮮な気持ちが残っている中島さんだからこそできる、相手に寄り添ったサポートですね。
複数ある事業の一環として始められたジムフィールドですが、トレーニング業界に入ってみて感じたことはありますか?
中島さん:私自身いろいろな人生経験をしてからトレーナーになったので思うのですが、トレーニング業界はまだ狭い業界だなと感じました。
というのも、パーソナルトレーナーと一口にいってもいろいろな需要があると思っています。
パーソナルジムを利用したいと思った方全てが、トレーニングをガチガチにやりたいと思っているわけではないと思います。
健康維持、姿勢改善、ダイエットのためになど目的は人それぞれですよね?
ですが、多くのトレーナーは筋肉を付けることだけに特化してその部分だけを突き詰めていこうと考えがちなのでは?と思いました。
だからこそ、私のようにトレーニングを始めたばかりの人間に教えてもらいたい方はいるでしょうし、そういった方をターゲットにしたトレーナーでありたいと思っています。
たとえば、お医者さんと一口にいっても内科や外科など専門分野は多岐にわたりますよね?
そのようなイメージでパーソナルトレーナーも、専門分野に分かれて突き詰めていくのが良いのではないかなと感じました。
なので、茨木ジムフィールドに見学に来た際に大会に出場したい!とモチベーションをお持ちの方の入会率はそこまで高くはありません。
もちろん、これから狙っていきたいターゲット層ではあることに間違いはありません。
ですが、それよりも私の経歴などをお話して共感して頂いた方に入会してもらった方が継続率も高いので、狙うべき層を把握することは大事ですね。
中島さんは初心者の方をターゲットにしたブランディングを行っているのですね。
そういった考え方はトレーナーになってから身に付けたのでしょうか?
中島さん:「どういったお客様をターゲットにするか」のような思考は、速読教室を運営していた頃から持っていた考え方ですね。
「速読教室に通うと速読が上手になって、本を読む際の効率化を図ることができますよ!」とありきたりな効果を提示してもお客様の意欲を揺さぶることはできません。
なので、私の場合はターゲットを受験生に絞りました。
私自身、国立の大学院を卒業している実績があるので、そんな人が「速読は受験対策に効果的」と宣伝したら、ビビッと反応する方はいるじゃないですか?
なので、速読教室では受験生などをターゲットにして実際にそういった方が通ってくれていました。
このような経験が土台にありつつ、トレーナースクールで学んだことが、ターゲットを絞ってブランディングを図ることに繋がっていると思います。
速読教室とパーソナルジム、業種は別ですがベースとなる部分は変わらないので速読教室を運営していた経験は今にも活きていると思います。
数多くの経験をしている中島さんだからこそ、それらを応用してパーソナルジム運営にも繋げられているのですね。
中島さんは過去に食事管理のみで瘦せられた経験があるとお聞きしましたが、その経験を踏まえて感じたトレーニングの良さはどういった部分でしょうか?
中島さん:やはりリバウンドしにくくなったのは大きな要因です。
ダイエットはうまくやっていても、やはり食べたくなってしまうと思います。
糖質制限やファスティングのような食事管理だけをしていた頃は、食事を減らす選択肢しかないので辛いですよね。
健康になるためにダイエットをしているにもかかわらず、食事量を減らしていくしかなくエネルギーは無くなりゲッソリしてしまう、これでは本末転倒です。
あと、食事制限だけのダイエットは身体のラインが醜くなってしまうことをよくお伝えしていますね。
年齢を重ねると、多くの方はお腹が出ていることを気にしますが、それ以上に胸がえぐれてきてしまいます。
そうなってしまうと、かなり老けて見えてしまいますよね。
トレーニングをしている人と、していない人では、胸の筋肉の付き方が全く違いますし、初心者の方ほど効果を感じやすい部位だと思います。
食事制限だけのダイエットは体重の増減だけを気にしがちですが、トレーニングを行いながらのダイエットは鏡を見るのが楽しくなりますよね。
筋肉がつき、変化していることを感じながら進められるダイエットは達成感がありつつ、なにより健康的だと思います。
ダイエットで成功も失敗も経験している中島が語るからこそ、お客様には響くものがあるでしょうね。
最後になりますが、トレーナーとしてのこれからの目標を教えてください。
中島さん:より多くの人の健康に貢献するのが、私にとっての大きな目標です!
寿命100年時代と言われている現代で、多くの方は健康的に寿命を全うして、コロッと人生を終えることを望んでいると思います。
そのような健康的な人生を過ごすための手段のひとつとして、トレーニングの魅力を多くの方に伝えていきたいですね。
トレーニングを始める人の多くは、健康的に生きるための手段として考えているはずです。
「大会に出場して優勝したい」と考える方は少ないでしょう。
私も、トレーニングに出会って健康的に身体を変えられた人間なので、より一層トレーニングの魅力を多くの方に伝えられると自負していますし、同じ境遇にいる方達の力になっていきたいですね。
インタビュアーを終えて
40歳を過ぎてから20kg以上のダイエットに成功し、トレーナー活動を始めた中島さんだからこそ、同じ境遇にいる方達に寄り添いながら、相手の気持ちを理解してレッスンを行うことができるのだと思います。
異色の経歴を持つ中島さんにしか見えない、トレーナーとしての在り方や考え方があるでしょう。
パーソナルジムが増えてきた現代で、お客様が求める「パーソナルトレーナーの価値」を考えさせられるインタビューとなりました。
いろいろなタイプのパーソナルトレーナーが存在する中で、初心者の方の気持ちを良く理解でき、ダイエット実績がある中島さんのような存在は貴重な存在ですよね。
悩みを共有しながら、頼りがいのあるパーソナルトレーナーをお探しの方は、茨木ジムフィールドへ足を運んでみることをおすすめします!