【基本プロフィール】
名前:乳井雅和(ニュウイマサカズ)
生年月日:1987年8月31日
出身地:埼玉県・台湾
トレーナー歴:5年
趣味:筋トレ、格闘技、読書、論文、映画鑑賞
特技:料理、日常生活の会話程度であれば英語、中国語(北京語)、台湾語が話せます。
尊敬する人物:父親
自身の筋トレルーティン:4分割/週6
Day1 胸+二頭
Day2 脚
Day3 肩+三頭
Day4 背中+腹
Day5 休
Day6 胸+二頭Day7 脚
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こんにちは!
ファインドトレーナー編集部(@FindTrainer2022)です。
今回インタビューさせていただいたのは、乳井雅和(ニュウイマサカズ)トレーナー。トレーナーになったきっかけや独立した経緯などについて伺いました!
台湾から日本に来てアメリカに行った学生時代
簡単な自己紹介をお願いします。
LiAiLの乳井雅和です。
1987年8月31日生まれです。
実は台湾で育ったハーフなので珍しい名字かもしれないですね。
何歳まで台湾にはいました?
乳井トレーナー:子供の頃から日本と台湾を行き来してたんですけど、15歳の頃からずっと日本に住んでいます。
昔、両親が離婚してからずっと母方に付いてたんですけど、その母が大腸がんで亡くなってしまい、日本にいる父のもとに来たのがキッカケですね。
台湾時代はどんな幼少時代を過ごしていましたか?
乳井トレーナー:父が空手や柔道をやっていた影響から私も格闘技が好きになったので、幼少期からずっと格闘技をやっていました。最初は柔道を小学校1年生の頃から始めて小学校6年生頃までやってました。
何か柔道で納めた成績とかありますか?
乳井トレーナー:黒帯の手前の茶帯までは取ったんですけど、何か大会に出たりとかはなかったですね。
台湾では柔道の競技人口が圧倒的に少なかったので、そもそも出ようと思った大会がない環境でしたね。
小学校では他に水泳もやってました。
そして、中学に上がってからはボクシングを始めましたね。
柔道をやっていた時に打撃競技に挑戦してみたいと思っていたのでボクシングジムに通い始めました。
格闘技を中心に打ち込んだ子供時代だったんですね。事前資料によるとMMAの経験もあるとの事ですが、こちらはいつ頃やられてました?
乳井トレーナー:ボクシングをやったあとに、キックボクシングに移行し、柔道の経験も活かしていきたいと考えたので総合格闘技(MMA)に移行していきました。
格闘技はいつ頃まで続けましたか?
乳井トレーナー:25歳ぐらいまで継続しましたが、それ以降は筋トレ1本ですね。
今は格闘技にとって邪魔な筋肉が色々ついちゃってるので続けるのは難しいですね。
わかりやすい所で言うと脚。太ければ太いほど酸素消費量も大きくなるので体力的にもキツくなっちゃいますからね。
自分の動体視力と体がうまく連動しない感覚が強くなっていったので筋トレだけにシフトしました。
15歳のタイミングで日本にきて色々と生活は大変ではなかったですか?
乳井トレーナー:すごく大変でしたね。特に中学3年生の高校受験の時だったので、試験なども文章をまず理解できなかったです。
数学や英語、理科はなんとなくわかるんですが国語とか社会は全滅でしたね。
まったく日本の歴史はわからないですし…三国志なら得意なんですが笑
まあでも、高校には無事進学もできてそのまま大学にも進んでいくことはできました。
大学はどんな学部に進学しましたか?
乳井トレーナー:情報システム系の学科に行きました。パソコンをいじるが好きだったのでプログラムを書いたりしたかったので。
なので、大学ではプログラミング専門の授業ばかり取ってました。
ゆくゆくはそういったパソコン関係の仕事につこうと思っていましたね。
そこからトレーナー職を志し始めたキッカケは何でしたか?
乳井トレーナー:大学2年生の時にアメリカの大学に留学に行ったんですが、そこで元々から人体には興味があった事もあり運動生理学や解剖学などトレーニング系の科目を中心に取ったんです。
その時に教えてくれていた教授がすごいマッチョな方で、その体を見てカッコいいなと憧れを抱いたんです。
そしてトレーニングに誘われて実践していくうちに自分の体がみるみる変わっていくのがすごい楽しくなりまして。
トレーニングに目覚めていったくらいからトレーナー系の仕事に就きたいと思い始めましたね。
アメリカ行って筋トレにハマった人って多いイメージですが、何か要因はありますか?
乳井トレーナー:アメリカのトレーニング施設って日本と比べものにならないくらい規模が大きいんですよ。
通っている方も多いしみんな体も大きくて。その中で日本人って体が細くてコンプレックスを感じるからハマるんじゃないかと思います。
自分も痩せ型だったので、周りの人たちのように大きくなりたいって自然と思い始めましたね。
格闘技でやってたトレーニングとウエイトトレーニングの違いは感じましたか?
乳井トレーナー:格闘技ではウエイトトレーニングはあまりやらず、自重で懸垂とか腕立て伏せをする事が多く、有酸素も1日20〜30キロとかなりの距離を走ってました。
それに対してウエイトトレーニングで最初に教えられたのは「ランニングするな!」だったので衝撃を受けました。
それまでは「減量=ランニング」だと思ってたんですが、減量は「全部食事だ」と教えてもらい、自分の知識がどれだけ浅かったかを思い知らされましたね。
MRからトレーナーに
大学卒業してからはトレーナーに就職した流れでしょうか?
乳井トレーナー:実は、大学卒業して最初はトレーナーではなく日系の医療系会社で「MR(医薬情報担当者)」として勤めました。
MR時代はドクターと話す為に高いレベルで人体の構造を学ばないといけないのでかなり勉強しました。
MRとして医療系企業を2社経験したあと外資系の動物系医療企業と医療機器会社を経験してからトレーナーになりました。
社会人になってからもトレーニングは継続できましたか?
乳井トレーナー:日系企業ですと拘束時間が長いので難しい面もありましたが、対して外資系企業は個人の業績結果をあげれば拘束はほとんどなかったので、意外と朝や昼間にトレーニングできましたね。
社会人になってもトレーニングは第一優先でしたので継続は意地でもしました。
どんなジムに通ってましたか?
乳井トレーナー:最初は遠藤ジムという元ボディビルダーの遠藤光雄さんが経営していたジムです。
埼玉県坂戸市にあって今は潰れてしまったそうなんですが、みんなデカイ人ばかりのジムで楽しかったですね!
今は、自分のジムのほかゴールドジムやエニタイムフィットネスを利用させてもらってますね。
伝説の遠藤ジムに通っていたのは羨ましいです。ビッグ3の記録とかありましたら教えてもらえますか?
乳井トレーナー:現状ですとベンチが1発175キロです。今でも記録はどんどん伸ばしていってますね。
これだけの高重量を挙げられる理由がありまして、僕の高校の先輩にベンチプレス66キロ級の世界記録保持者がいて、その人のパーソナルを受けてコツを教えてもらってるからです。
ちなみにその人は66キロ級で245キロ挙げます!
スクワットはヘルニア持ちなので最近は挑戦してなくて。
恐らく180キロがマックスですかね。デッドはヘルニアになる前はMAX280キロでした。
30代中盤の年齢で重量を伸ばしていけたポイントってありますか?
乳井トレーナー:パワー競技の練習はボディメイクと全く違ってて、インターバルも5分ほど取ったり、重量も1〜3発上がるくらいの重さで最初はケツ上げしてでも重量を伸ばして神経を強くするイメージでトレーニングしてます。
食事はボディメイクとあまり変わらず、たんぱく質量は体重×2グラムぐらい取ってます。
結局、やる事自体は年齢で変わることはないのですが、重量を目的とするならリフティングする技術を身につけるイメージで日々トレーニングに励むのが大切かと思います。
乳井さんがパワー競技にハマった理由は何でしょうか?
乳井トレーナー:重量が伸びていく楽しさっていうのもありますが、一発勝負の感覚が格闘技と似ているからかもしれません。
ボディメイクを15年近くやってきて伸び代が薄くなってきたタイミングだった所で、新たに成長してる実感が感じられたのでハマったのかもしれません。
格闘技やパワーリフティングなど様々なスポーツを経験された上で感じたそれぞれの競技の魅力を教えて頂けますか?
乳井トレーナー:まず総合格闘技は、本当に頭を使う競技なんですよ。組み合っている最中に「次はどう動こうか?」と常に考えてチェスをやっているような感覚ですね。
格闘技が強い人って頭がいいんです。
そういう駆け引きの面白さは総合格闘技の魅力かもしれません。
パワーリフティングの魅力は明確に数字で結果を測れるところですね。
ゴールドジムとかで自分よりデカい人の重量より重い重量を扱えてる時とか楽しい気分になれますし。
自分の成長が分かりやすいのが最大の魅力だと思います。
今の目標としては1年か2年後までに200キロいきたいです!
パワーリフティングの大会に出場される予定はありますか?
乳井トレーナー:ベンチで200キロ行けたら、一応BIG3のトータル的には大会で戦えるレベルになるので、1~2年後には全国大会などに出たいと思っています。
独立当初はMRの営業経験が活きた
独立されるまでの活動はどうしていましたか?
乳井トレーナー:25歳くらいでトレーナーを始めた当初からフリーのパーソナルトレーナーとして様々なジムと業務委託契約を組んで活動していました。
なので、最初は週1回仕事があるくらいの全然ご飯を食べていけないレベルだったので、サラリーマンやりながら副業として軌道に乗るまでやってましたね。
そこからどのようにして自身の集客はしていきましたか?
乳井トレーナー:特に自分からお客様に対して集客したことはなくて、提携していたジムに僕の紹介文を載せてもらうだけでした。
なのでむしろ、頑張ったのは業務提携してくれるジム探しでしたね。
当時は色んなジムに直接連絡して「業務委託させてもらえませんか」と営業をかけていきました。
ここは会社員時代の営業経験が生きたと思います。
また、会社員時代の同僚がボディビルコンテストに出ている人で、他の社員に対してトレーナー指導とかしていたんです。
なので、僕も一緒にそこで指導し始めて経験を積んで行きましたね。
NSCAの資格を取られたのいつ頃でしたか?
乳井トレーナー:今から5年くらい前のトレーナー1本で活動していこうって時期でした。
やはり、様々なジムの業務委託の欄に「トレーナー資格保有者」「未経験不可」という所が多かったので取得しました。
自身のジムを立ち上げたキッカケは?
乳井トレーナー:フリーで活動しているとジムへの移動とかで時間かかったり出費も多くなっちゃったので、自身でジムを構えようと考えて設立しました。
他のジムとLiAiLの違いは何でしょうか?
乳井トレーナー:とにかく他のパーソナルジムと比べて安価な点ですね。
広告費は一切かけてないですし、マンションの一室でやっていたり、あとホームページも自分で作ってるので、他のジムがホームページ制作や運用に年間契約料を払ってるところ、うちはタダなのでその分お客様に対するパーソナルを安価でお届けしています。
大学時代に学んだPC技術が活かされているんですね。
乳井トレーナー:そうですね!より安価で皆さん通いやすいようにして、トレーニングの魅力を伝えていきたいんです。
あとトレーニングについても、うちのジムはめちゃくちゃハードな方だと思います。
私自身が根性論に近い指導方針をしているので甘えのないスパルタ指導で追い込んで行きますよ。
なので、他のパーソナルジムのように食事制限メインで痩せさせるようなことはせず、しっかり糖質も摂ってもらい、過酷なトレーニングに向き合ってもらっています。
本質的にトレーニングやボディメイクは辛いものですし、そこを乗り越えてもらってほしい思いがあるのでトレーニングをハードに課しています。
あ、もちろん初心者で気軽にトレーニングを体験してみたいという方には、軽めの運動指導から始めていくので、ご安心していらっしゃってください笑
トレーナーをしてて良かったこと、もしくは悪かったことは何ですか?
乳井トレーナー:良かったことは、内向的だったお客様がトレーニングを通じて明るい性格になっていって、仕事もプライベートもうまくいったなどの報告をいただくのは嬉しいですね。
悪い点というより意外な悩みとしてはトイレ掃除が大変な所ですかね。特にうちのジムはお客様によってはキツく追い込みすぎた結果、トイレで吐いてしまうお客様もいるので!
ただ、それくらいお客様を変えたいっていう気持ちのもと指導しているんだと捉えていただけると嬉しいです!
繰り返しになりますが、そこまでハードなトレーニングを希望してない方にはレベルをちゃんと合わせますのでご安心してください笑
将来の目標を教えてください。
乳井トレーナー:日本って結構フィットネス文化が定着してきてると思うんですが、僕の母国・台湾はまだまだなとこがあるので、台湾でフィットネス文化を展開していきたいと思ってます。
なので、日本での活動が一段落したらそのうち台湾にもジムを出店するのが目標になってます。
パワーリフティングの競技者としては、僕は本当に負けず嫌いなので、今は埼玉県のトップを目指してます。
番外編
トレーナーとしてご自身の強みは何ですか?
乳井トレーナー:自分で言うのも恥ずかしいですが、体に関する経験が圧倒的に豊富なので、色んな視点から知識を提供できる所ですね。
大学時代に解剖学や運動生理学を勉強した経験や、医療系企業に勤めた経験から人体の知識は他のトレーナーよりも詳しい自信があります。
あと、海外の論文も常にチェックするようにしてインプットも欠かしてないので、最新のメカニズムをお客様に噛み砕いて分かりやすく伝えることも出来ます。
乳井さんがよく飲んでいるサプリメントは?
乳井トレーナー:僕プロテインぐらいですね。たまにクレアチンは飲みますかね。
今ってBCAAとか色んなサプリが出てますけど、結局必須アミノ酸ってプロテインに全部含まれてますし安価で手に入りやすいので基本プロテインだけで十分だと思ってます。
どちらのプロテインがオススメとかあったりしますか?
乳井トレーナー:よく飲むのはド定番中のド定番「ゴールドスタンダード」のチョコレート味です。結局やっぱり一番美味しいですよね!
あと「エクスプロージョン」もお客様には提供してますけど、僕は飲むとお腹痛くなっちゃうんで飲んでないです。
普段どういった食事されてますか?
乳井トレーナー:普段は3500〜4000キロカロリーくらい取ってます。
増量期ではタンパク質を体重の3倍摂取する目標で6000カロリー取ることもあります。
減量期はもともと痩せやすい体質なので、3000キロカロリー以下に抑えれば自然と体重は落ちていきます。
あくまでボディコンテストに出るような減量ではないので、体が機能している感覚を保ったまま体重を減らしていくように注意しながら行っています。
なので、脂質もカットしすぎないようにしてます。
乳井さんオリジナルのフィットネス飯ってありますか?
乳井トレーナー:お客さんにも勧めてるんですが、「炊き込みご飯」ですね。
調理の工程が少なくて済みますし、色んな食材をいちいち測るのが面倒くさいので。
中でも好きな炊き込みご飯は、ご飯3合にタコ200グラム、アサリ200グラム、白だし130ミリリットルに醤油、砂糖、みりん、お酒を入れて作る炊き込みご飯が最高に美味しいです。
とにかく美味しい上にタンパク質も簡単に取りやすいのでやってみて欲しいです。
乳井トレーナーのインタビューを終えて
大学時代に解剖学や運動生理学を勉強されていたり、MRの経験から身体のメカニズムについて詳しい乳井トレーナー。
その経験や知識をもとにお客様に最新のメカニズムをわかりやすく伝えているのは面白いなと思いました!
台湾でフィットネス文化を展開していく目標も応援しています!
【基本プロフィール】
名前:乳井雅和(ニュウイマサカズ)
生年月日:1987年8月31日
出身地:埼玉県・台湾
トレーナー歴:5年
趣味:筋トレ、格闘技、読書、論文、映画鑑賞
特技:料理、日常生活の会話程度であれば英語、中国語(北京語)、台湾語が話せます。
尊敬する人物:父親
自身の筋トレルーティン:4分割/週6
Day1 胸+二頭
Day2 脚
Day3 肩+三頭
Day4 背中+腹
Day5 休
Day6 胸+二頭Day7 脚
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